11月16日は、県北中之条町の伊参スタジオ映画祭に行ってきた。今日のメインはシナリオ大賞の発表と授賞式。それに昨年の大賞が映画になって帰ってくる。今年の大賞は二人とも女性。ひとりは大阪の17歳。来年映画に仕上げてきてくれるのが大いに楽しみです。まだシナリオは読んでないけど、大変な新人が出てきたものだ。もっとも全員が新人だけど。なんか随分堂々としていた高校生でした。俺にとってみれば、野球のドラフト1位より評価は高い。
去年の中編のシナリオ大賞が映画になって上映された・谷口未央監督の老人問題を細かに描いた『彦とベガ』もかなり見ごたえがあった。
認知症になり心が少女に戻った女性を描いていました。舞台挨拶の谷口監督もなかなか大したものだ。主演の川津祐介さんも監督を褒めていた。細かなところで、監督と川津さんの意見の違いはあったようです。そんな内輪話をした川津さんに、原知佐子さんは「あなたそんなことまで考えていたの、わたしは何にも考えていなかったわよ」なんて云ってたのも面白かった。
この作品は全国のいろんなところで上映されると思うけど、機会がありましたら見てください。
谷口監督のツイッターはこちらです。
https://twitter.com/mio_taniguchi
シナリオ大賞授賞式に少し遅れた。最初に挨拶をした人は誰かなと思っていた。あとでスタッフの人に聞いたら、副町長さんだという。「では今度立候補する人ですか」と聞くと「いろいろお騒がせしてすみません」と言っていた。町が大変な事態の中での開催で余分な苦労もあったと思われます。
伊参スタジオ映画祭がこれからも長く続き、いい監督やシナリオライターがたくさん育ちますように願っています。
このあとイオンシネマ高崎で吉田大八監督の『紙の月』という新作映画を見たのですが、映画はいい映画だったけど、登場人物には共感できなかった。ホームページでいろいろ調べてみると、オレはまだ作った人の意図をわかっていないのかなと思う。
小林聡美は恐かった。やっと名前と顔を覚えたら、AKBをやめてしまった大島優子さんが好演していた。