なかなか劇場には足を運べないけれど、DVDでの映画は見続けている。
いい映画に出会うと、心がいやされるのはわかる。でも大きく何かが変わるというものでもない。
原恵一監督『はじまりのみち』 木下恵介監督の青年期にスポットを当てて描く家族の作品。
木下恵介の作品は『二十四の瞳』『カルメン故郷に帰る』くらいしか見ていないけれどこの二作品はいい作品です。
太平洋戦争中、木下監督の母が、脳梗塞を患い浜松から、田舎への疎開先まで、リヤカーに乗せて運ぶ実話を中心に描いているのだけれど、これが感動的でした。実際の映画作品の挿入もあり、感動的に仕上がっています。助演の濱田岳がいい味を出しています。
園子温監督『地獄でなぜ悪い』 この作品の良さは、映画好きが、映画バカがそこにいることしかわからなかった。
井上昭監督『鬼平外伝・正月四日の客』 時代劇専門チャンネルのドラマ。松平健と柄本明ががっぷり四つに組んだ傑作時代劇。何度かのさなだ蕎麦を食べるシーンが印象的。池波正太郎の原作で、山本周五郎や藤沢周平などとも通ずる人情時代劇とでもいいましょうか。
テレビでやっていた山田洋次監督の『遥かなる山の呼び声』も久しぶりに見たら、なかなかよかった。昔はそれほどでもないと思っていたけれど、この間は感動した。武田鉄也の笑いのシーンと最後の列車のシーンは素晴らしい。
posted by Gonsuke at 07:43| 群馬 ☔|
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